会長挨拶

会長挨拶

医薬分業は分業元年から50年の時を経て大きな進歩を遂げ、保険薬局は社会のインフラとして認識され、薬局薬剤師には一生を通じての健康サポートが期待されています。また、病院では、薬剤師には病棟業務を含めたチーム医療への参画が求められ、それぞれに医薬品の専門家としての職能を発揮する土壌が出来ています。

今さら申すまでもなく、医薬品提供による医療提供は、患者さんやそのご家族と薬剤師との厚い信頼関係を礎として成り立つものです。この信頼関係を育み、さらに大きくしていく過程こそが、地域住民へ寄り添う薬剤師の姿に他なりません。一人の薬剤師が、患者さんとの信頼関係に根ざした薬剤師サービスを提供する姿を念頭に置いて連盟活動を推進して参ります。

熊本県薬剤師連盟が社会の中で果たすべき役割は、熊本県薬剤師会と連動して「県民の健康と生命を守る」ことにあります。その役割を全うするためには、会員はもとより全ての薬剤師の皆さんの理解と協力、そして国をはじめとする関係機関との連携が不可欠です。その過程では、国民皆保険を守り、地域への医薬品提供を主としたわが国の医療提供体制を盤石なものとするためのさまざまな施策を、積極的に発信して参ります。

熊本県薬剤師連盟はこれからも日本薬剤師連盟や県下の各支部と協力し、誰からも信頼を寄せていただける薬剤師活動の基盤整備に努めるとともに、医療を取り巻く環境が如何なる状況になろうとも、国民の健康と生命を守ることを最優先の目標に据えて活動して参ります。

どうぞご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

熊本県薬剤師連盟 会長 富永孝治 顔写真

熊本県薬剤師連盟
会長

富永 孝治